右げん vs 左げん航行
右げん vs 左げん航行は、港内で防波堤、ふ頭、停泊船をどちら側に見て進むかで、近寄るか遠ざかるかが変わる港則法の通航ルールです。船同士のすれ違いをそろえ、狭い水域での衝突を防ぐために、港の作業でも基本になります。
セクション別の図解
中央に防波堤突端があり、左側の船は右げん側に見て外へ離れ、右側の船は左げん側に見て内へ寄る進路です。
右げん vs 左げん航行は、港内の防波堤やふ頭を自船のどちら側に見るかで進路の取り方を決める考え方です。右げんは船の右側、左げんは船の左側です。道路で「左側通行」と決めて流れをそろえるのに似ており、港則法では狭い港で船の動きが交差しにくくなるよう、見る側ごとに離れる、近寄るという行動を分けています。
船の右側に防波堤突端が描かれ、船首から外側へふくらむ青い矢印で、距離を取る進路が示され、岸壁との間隔が広がっています。
右げんに防波堤やふ頭を見ながら進むときは、その対象からできるだけ遠ざかります。右側に硬い岸壁が近いまま走ると、風や波で押されたときに逃げ場が少なくなります。右げん側に見える対象との距離を広げる動きとして理解すると、港内通航の安全意図が明確になります。
船の左側に防波堤突端があり、内側へ寄る青い矢印と、安全な通航帯を保つ線が一緒に描かれ、進路幅が示されています。
左げんに防波堤や停泊船を見ながら進むときは、できるだけ近寄って通ります。これは右げん側を広く空け、反対方向の船が通りやすい余地を残すためです。左げん側は「寄せる側」と覚えます。ただし近寄るといっても衝突するほど近づく意味ではなく、見張りと安全速力 (安全に止まれる速さ) を守ることが前提です。
港内の平面図で、右げんに見る船は外側へ、左げんに見る船は内側へ進む線が色分けされ、船ごとの安全な寄せ方が分かります。
同じ防波堤を見ていても、自船の右側にあるか左側にあるかで行動が逆になります。右げんは遠ざかる、左げんは近寄る、と左右と動きを1組で覚えます。港則法の問題では、対象物の名前よりも「どちらのげんに見るか」が判定の中心です。図を頭の中で船に乗った視点へ直すと、左右の取り違えを防げます。