膜養生
膜養生は、打ち終えたコンクリート表面に養生剤を薄くまき、水分が外へ逃げにくい膜を作る養生方法です。乾燥を防いで水和反応 (セメントが水と反応して固まる働き) を保ち、ひび割れや強度不足を防ぎます。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
舗装表面に養生剤が霧状に散布され、拡大断面では透明な薄い膜が水分を閉じ込める様子が示されています。
膜養生は、打設後のコンクリート表面に養生剤をまき、乾燥を防ぐ薄い膜を作る方法です。セメントが水と反応して固まる水和反応には水が必要なので、表面の水分を急に失うと強度不足やひび割れにつながります。食品用ラップで乾燥を防ぐように、水分を中に保つ養生です。
左にほうき目仕上げの粗い溝、右に膜養生の透明な膜が接写で並び、表面の目的の違いが示されています。
ほうき目仕上げは滑り抵抗を作る表面加工で、膜養生は乾燥を防ぐ保護処理です。見た目はどちらも表面に関わりますが、前者は使う人の安全、後者はコンクリート内部の強度づくりに関係します。膜養生は、表面を保護して水和反応に必要な水分を保つための処理です。
拡大断面の上向き矢印で水分の蒸発が描かれ、その矢印を薄い膜が受け止めて遮る構成になっています。
打込み直後の表面から水が早く逃げると、上の層だけが乾いて縮み、細かなひび割れが出やすくなります。膜養生の膜はふたのように働き、蒸発を遅らせて水和反応を続けやすくします。特に日差し、風、低湿度が重なる現場では、乾燥速度を抑えることが品質確保の中心になります。
[養生原理] 膜養生は、表面に養生剤の薄い膜を作り、水分の蒸発を抑えます。水和反応を保ち、乾燥によるひび割れを防ぎます。
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