マーシャル安定度試験
マーシャル安定度試験は、加熱アスファルト混合物の供試体に荷重をかけ、どれだけ変形に耐えるかを安定度とフロー値で確かめる試験です。舗装の配合設計で、車の重みに強い混合物か判断するために使います。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。
セクション別の図解
骨材選定、アスファルト量決定、マーシャル試験、配合確定の流れが左から右へ並び、試験工程が強調されています。
マーシャル安定度試験は、アスファルト混合物が交通荷重に耐えられるかを調べる配合設計の試験です。円柱形の供試体に力をかけ、壊れにくさを示す安定度と、変形量を示すフロー値を見ます。ホットケーキの生地が固すぎても柔らかすぎてもよくないように、舗装材料も強さと変形しやすさのバランスが大切です。
表の左列にマーシャル安定度試験、右列に平坦性試験やCBR試験が並び、それぞれの確認対象が整理されています。
判定では、何を調べる試験かを見分けます。マーシャル安定度試験はアスファルト混合物の耐変形性を確認します。平坦性試験は完成した路面のなめらかさ、CBR試験は路床や路盤の支持力を見る試験です。試験名だけで選ぶのではなく、「混合物の配合」「安定度」「フロー値」という言葉があればマーシャルに結び付けると判断しやすいです。
左から、加熱混合物の成形、供試体の養生、試験機への設置、荷重をかける工程が順番に描かれています。
まず加熱アスファルト混合物を決められた条件で締め固め、円柱形の供試体を作ります。次に温度を整え、試験機の載荷ヘッドで横から押すように荷重を加えます。最大荷重を安定度、そこまでの変形量をフロー値として読み取ります。温度や締固め条件は、測定結果の信頼性に直結します。
左に安定度のメーター、右にフロー値のメーターが並び、強さと変形量を別々に読む構成です。
数値の見方では、安定度とフロー値をセットで確認します。安定度は供試体が耐えた最大荷重で、大きいほど壊れにくい傾向が示されています。フロー値は荷重を受けたときの変形量で、小さすぎても大きすぎても配合のバランスが悪い可能性があります。マーシャル安定度試験は、強ければ何でもよいのではなく、適度に変形を受け止める舗装材料かを見る試験です。