空気量
空気量は、フレッシュコンクリートの中に含まれる空気の割合のことです。AE剤などで連れ込んだ細かい空気は、施工性を高め、凍結融解に対する抵抗を大きくしますが、多すぎると強度が下がるため、適切な量に管理します。
セクション別の図解
現場でコンクリートの空気量を測り、凍結融解対策として適切な範囲に入っているか確認する様子が描かれています。
空気量は、コンクリートの配合管理で確認する項目の一つです。とくに凍結融解のおそれがある場所では、耐凍害性を確保するために、空気量を一定の範囲に確保します。空気量はAE剤の量で調整し、少なくするのではなく、必要な量をきちんと確保することが大切です。レディーミクストコンクリートでは、JISで空気量の標準値と許容差が定められており、現場で空気量を測って、範囲内かどうかを確かめて品質を管理します。
コンクリート中の空気の割合である空気量と、水の量である単位水量を並べ、それぞれ管理する対象のちがいが対比されています。
空気量と単位水量は、どちらもコンクリートの配合で管理する項目ですが、対象がちがいます。空気量は、コンクリートに含まれる「空気」の割合で、適切に確保すると施工性や耐凍害性が高まります。単位水量は、コンクリート1立方メートルあたりに使う「水」の量で、少なくすることで乾燥収縮や強度低下を防ぎます。空気の割合を見るのが空気量、水の量を見るのが単位水量、という対象のちがいがあります。
細かい空気泡が凍結時の膨張を吸収して耐凍害性を高める一方、多すぎるとすき間が増えて強度が下がる、という二面性が示されています。
空気量を管理するのは、空気が良い面と悪い面の両方を持つからです。AE剤で連れ込んだ細かい空気泡は、水が凍るときの膨張を吸収する逃げ場になり、耐凍害性を高めます。また、玉のように働いてコンクリートを動きやすくし、施工性も高めます。一方で、空気はすき間でもあるため、多すぎると密度が下がって強度が落ちます。良い面を生かしつつ強度を保つために、空気量を適切な範囲に調整することが大切です。
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