組立図
組立図は、型枠支保工や足場などを、どの部材をどう組み立てるかを示した図です。組立ての前にあらかじめ作成し、これにもとづいて堅固に組み立てることで、コンクリートの重さや作業の力による倒壊などの事故を防ぎます。
セクション別の図解
組立図にもとづいて型枠支保工を堅固に組み、作業主任者が図のとおりに組まれているか確認・指揮する様子が描かれています。
組立図は、型枠支保工などの安全な組立ての基準として使われます。労働安全衛生規則では、型枠支保工を組み立てるとき、あらかじめ組立図を作成し、それにもとづいて組むことが定められています。作業は作業主任者が直接指揮し、組立図のとおりに堅固に組まれているかを確認します。組立図は、足場の組立てなどでも同様に作成され、仮設構造物を安全に組み立てるための、欠かせない図です。
型枠支保工の組み方を示す組立図と、できあがる構造物の形を示す設計図面を並べ、対象のちがいが対比されています。
組立図と設計図面は、どちらも図ですが、対象がちがいます。組立図は、型枠支保工や足場といった「仮設の構造物」を、どう組み立てるかを示します。設計図面は、できあがる「本体の構造物」の形や寸法、配置を示します。仮設物の組み方を示すのが組立図、本体の形を示すのが設計図面です。組立図は工事の間だけ使う仮設物のためのもので、安全に組み立てるための基準になります。
あらかじめ組立図で部材の配置を決めることで、作業員ごとのばらつきがなくなり、設計どおりの強さが確保される様子が示されています。
組立図が必要なのは、仮設物の強さが組み方で決まるからです。型枠支保工や足場は、同じ部材を使っても、支柱の間隔やつなぎ方がちがえば、耐えられる重さが変わります。組立図なしで各自の判断で組むと、強さにばらつきが出て、弱い部分から崩れる危険があります。あらかじめ組立図で部材の配置やつなぎ方を定めておけば、誰が組んでも設計どおりの堅固な構造になり、倒壊を防げます。だから組立ての前に組立図を作成します。