コンシステンシー
コンシステンシーは、まだ固まらないフレッシュコンクリートが、変形したり流れたりすることにどれだけ抵抗するかを表す性質です。スランプ試験などで流れやすさをつかみ、打込みや締固めのしやすさを判断する手がかりになります。
セクション別の図解
スランプ試験後のコンクリートが中央に置かれ、沈み方の大きいものと小さいものが左右で対比されています。
コンシステンシーは、フレッシュコンクリートが流れたり変形したりすることへの抵抗性です。やわらかいと流れやすく、かたいと形を保ちやすくなります。スランプ試験は、プリン型を外した後にどれだけ沈むかを見るような確認です。打込みや締固めのしやすさを判断するための基本的な性質です。
大きな円でワーカビリティー全体が描かれ、その中の一部としてコンシステンシーだけが小さく配置されています。
ワーカビリティーは、運搬、打込み、締固め、仕上げまで含めた作業のしやすさです。コンシステンシーは、その中の流れやすさや変形しにくさに関する一部です。両者は同義ではなく、ワーカビリティーという広い性質の中にコンシステンシーが含まれる関係として理解します。
[流動性] コンシステンシーは、フレッシュコンクリートが変形や流動にどれだけ抵抗するかを表します。スランプが大きいほど流れやすく、小さいほどかための状態です。
断面イラストで、粘りが強く粒子が動きにくい状態と、水分で動きやすい状態が上下に分けて描かれています。
フレッシュコンクリートの中では、セメントペースト、水、細骨材、粗骨材が一緒に動きます。水分が少なすぎると粒子どうしが動きにくく、コンシステンシーはかたい側になります。水や混和剤で粒子が滑りやすくなると、変形しやすくなります。ただし水を増やしすぎると強度や材料分離に影響するため、施工性と品質の釣り合いを見ます。