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用語集/混成型海岸堤防
専門土木

混成型海岸堤防

混成型海岸堤防は、海底に捨石マウンド (石を積んだ土台) を作り、その上にケーソンなどの直立部を据える堤防形式です。水深がやや深く、基礎地盤が軟らかい場所で、安定した土台を作って波を受けます。試験では、部材の位置、守る対象、水の作用を結び付けます。

4 枚の画像で解説

セクション別の図解

海底の捨石マウンドの上に箱形のケーソンが据えられ、前面から波を受ける海岸堤防の断面です。

混成型海岸堤防は、石を積んだ広い土台と、コンクリートの直立部を組み合わせた形式です。やわらかい座布団の上に直接重い箱を置くと沈みやすいので、先に捨石マウンドで荷重を広げます。ケーソンは波を受け止め、マウンドは足元を支えるため、深めの海や軟弱な基礎地盤で安定を確保しやすくなります。

深い水深と軟らかい海底地盤が強調され、捨石マウンドがケーソンの荷重を広く分散しています。

原則では、軟弱基礎地盤に重い直立部をそのまま置かず、捨石マウンドで力を広げてから支えます。雪の上で細い靴だと沈みやすく、広い板を敷くと沈みにくいのと同じ考え方です。混成型海岸堤防では、水深が深いほど波の力も大きくなるため、マウンドの安定とケーソンの滑動、転倒を合わせて考えます。

左に良好地盤へ直接立つ直立型、右に軟弱基礎上の捨石マウンドとケーソンを置く混成型が並んでいます。

直立型との違いは、足元の作り方と地盤条件です。直立型はしっかりした地盤に重い壁を立てる考え方で、混成型海岸堤防は捨石マウンドをはさんで荷重を広げます。どちらも波を受ける構造ですが、混成型はマウンドがあるため海底形状や沈下への対応を考えやすい形式です。

混成型海岸堤防は、捨石マウンドで基礎を作り、その上に直立部を据える形式です。水深がやや深く、地盤条件へ配慮しながら安定を確保したい場所に用います。

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