鋼橋架設
鋼橋架設は、鋼 (鉄) でつくった橋の桁などを、現場で組み立てて架けていく作業です。高所で大きく重い部材を扱う危険な作業のため、橋梁の支間が30m以上の場合は、作業員に保護帽の着用が義務づけられています。
セクション別の図解
支間30m以上の鋼橋架設で、作業員が保護帽と墜落制止用器具を着用し、高所で安全に作業する様子が描かれています。
鋼橋架設では、高所での墜落・落下を防ぐ安全対策が求められます。橋梁の支間が30m以上の場合は、作業員に保護帽の着用が義務づけられています。あわせて、高所作業では体を支える墜落制止用器具 (安全帯) を使い、落下を受け止める設備を設けるなどの対策をとります。大きな鋼部材を高所で扱う危険な作業のため、これらの安全措置を確実に行うことで、墜落や落下の事故を防ぎ、安全に橋を架けます。
左に鋼の桁を組み立てる鋼橋架設、右にコンクリートで架けるコンクリート橋梁架設を並べ、材料のちがいが対比されています。
橋の上部構造の架設には、鋼でつくるものとコンクリートでつくるものがあります。鋼橋架設は、工場でつくった鋼の部材を現場で接合して架ける作業です。コンクリート橋梁上部構造の架設は、コンクリートで桁などを組み立てる作業です。材料がちがうため、施工の方法も安全の基準も少しずつ異なります。どちらも高所で大きな部材を扱う危険な作業のため、それぞれに応じた安全対策が定められています。
高い橋脚の上で、つり上げた鋼の桁を作業員が接合する際の、墜落や部材落下の危険が示されています。
鋼橋架設が危険なのは、高所で大きく重い鋼部材を扱うからです。鋼の桁は大きく重いため、クレーンでつり上げて高い位置で接合します。この作業では、作業員が高所から墜落したり、つり上げた部材が落下したりする危険があります。支間が長いほど部材が大きくなり、危険も増します。そこで、支間30m以上では保護帽の着用を義務づけるなど、墜落・落下を防ぐ安全措置をとって、作業の安全を確保します。