コールドジョイント
コールドジョイントは、コンクリートを時間をあけて打ち重ねたとき、下の層と上の層が一体にならず、弱い境目として残る不連続部です。水みちやひび割れの原因になるため、打込み間隔と締固めの管理が重要です。試験では、管理項目、確認時期、現場での使い分けが頻出です。
セクション別の図解
コンクリートを上下 2 層に打ち重ねた断面で、上層と下層の間に薄い境界線が残る様子が描かれています。
コールドジョイントは、先に打ったコンクリートが固まり始めたあとに次の層を打ち、上下が十分に混ざらずにできる弱い境目です。生乾きの粘土に新しい粘土を押し付けても、なじまない線が残るのに似ています。構造物の一体性や水密性を悪くするため、打重ね時間と締固めを管理します。
左にバイブレータを下層へ 10cm 入れた一体断面、右に挿入なしで境界が残る断面が並んでいます。
下層へ 10cm 程度バイブレータを挿入した場合は、上層と下層がなじみ、境目が消えやすくなります。挿入しない場合は、上だけが締め固められ、下層との間に弱い線が残ります。コールドジョイントの比較では、打ち重ねたかどうかだけでなく、締固めが下層まで届いているかを見ることが重要です。
棒状バイブレータの先端が下層へ 10cm 入り、振動で上下層の境界が混ざる断面が拡大されています。
棒状バイブレータは、振動でコンクリート中の空気を抜き、材料を流動させて密にします。先端を下層へ少し入れると、上層の新しいコンクリートと下層表面が一緒に動き、境界がなじみます。コールドジョイント防止の原理は、別々の層を振動で再び一体化させることです。入れすぎや過振動は材料分離につながるため注意します。
コールドジョイントは、下層が固まり始めた後に上層を打ち重ね、一体化しない境目が残る現象です。打継ぎ管理が不十分だと水みちやひび割れの原因になります。