基準砂
基準砂は、砂置換法で、現場に掘った試験孔に詰める、密度があらかじめ分かっている標準の砂です。孔に詰めた基準砂の質量から孔の体積を求め、掘り出した土の質量と合わせて、現場の土の密度を計算するために使います。
セクション別の図解
基準砂を使った砂置換法で現場の密度を求め、締固め度の合否を判断する品質管理の流れが描かれています。
基準砂は、砂置換法による締固め度の確認で使われます。砂置換法では、現場に試験孔を掘り、掘り出した土の質量を量り、孔に基準砂を詰めて体積を求め、現場の土の密度を計算します。この現場密度を、室内試験で求めた最大密度と比べて締固め度を出し、盛土や路床・路体が規定の締まり具合を満たすかを判断します。基準砂は、見た目では分からない締まり具合を数値で確かめるために欠かせない材料です。
左に体積を測る道具である基準砂、右に測る対象である試験孔を並べ、両者がセットで働く関係が対比されています。
基準砂と試験孔は、砂置換法でセットで働きます。試験孔は、現場に掘る穴で、その体積を知りたい対象です。基準砂は、その穴の体積を測るための道具です。穴の体積は直接は測りにくいため、密度の分かっている基準砂を詰めて、その質量から体積を逆算します。穴 (試験孔) と、それを測る砂 (基準砂) が組になることで、掘り出した土がもとあった体積が分かり、現場の密度を求められます。
密度の分かっている基準砂を孔に詰め、その質量を密度で割って孔の体積を求める計算の流れが示されています。
基準砂で体積を測れるのは、密度があらかじめ分かっているからです。密度とは「体積あたりの質量」です。だから、孔に詰めた基準砂の質量を量り、それを基準砂の密度で割れば、砂が占めた体積、つまり孔の体積が求まります。この孔の体積で、掘り出した土の質量を割れば、現場の土の密度が分かります。直接測りにくい穴の体積を、密度の分かった砂を使って質量から逆算するのが、基準砂のしくみです。
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