傾斜型海岸堤防4部材
傾斜型海岸堤防4部材は、波を受ける傾いた海岸堤防を、下から根固工、基礎工、表法被覆工、上部の波返し工で覚える整理です。海側の洗掘 (波で地盤が削れること) と越波を防ぐため、各部材の位置と役割を結び付けます。
セクション別の図解
海から波が当たる傾斜型海岸堤防の断面に、根固工、基礎工、表法被覆工、波返し工のラベルが海側から順に付いています。
傾斜型海岸堤防4部材は、海岸堤防を波に耐える部品の組み合わせとして見る整理です。根固工は堤防の足元を洗掘から守り、基礎工はその上の部材を支えます。表法被覆工は海側斜面を覆い、波返し工は上部で波の乗り越えを抑えます。各部材は、波から堤防を守る位置と働きで理解します。
断面の最下部から上へ、根固工、基礎工、表法被覆工、波返し工が積み木のように重なり、力の受け方が矢印で示されています。
波の力は、足元から順に受け止める必要があります。傾斜型海岸堤防4部材では、下部が削られると上の被覆も崩れやすくなります。根固工で海底の動きを抑え、基礎工で面を安定させ、その上の表法被覆工で斜面を守ります。最後に波返し工が越波 (波が堤防を越えること) を減らし、全体として連続した防護になります。
左に波と越波を受ける海岸堤防、右に川の水位変化を受ける河川堤防が並び、部材名の使い分けが示されています。
傾斜型海岸堤防4部材は、海から来る波を前提にした名称です。河川堤防では高水護岸や法覆工など、川の流れに対応する用語が使われます。海岸側では、洗掘と越波が大きな問題になるため、根固工や波返し工が重要になります。川の堤防部材と名前を混ぜず、外力が「波」なのか「流水」なのかで分けます。
傾斜型海岸堤防は、足元を守る根固工、荷重を支える基礎工、斜面を覆う表法被覆工、越波を抑える波返し工で構成されます。波の力を位置ごとに受け止めます。