ケーソン式混成堤施工工程
ケーソン式混成堤施工工程は、港で造った大きな箱形構造物を穏やかな海でえい航し、所定位置で注水して沈め、中詰め材と蓋コンクリートで安定させる防波堤づくりの流れです。波の影響を受けるため、据付後に早く重くして動かさない管理が重要です。
セクション別の図解
港湾の海上を斜め上から見た図で、浮いたケーソン、据付位置、完成した混成堤が奥行き方向に一連で配置されています。
ケーソン式混成堤施工工程は、箱形のケーソンを水に浮かべて運び、据付位置で注水して沈め、内部に中詰め材を入れて蓋コンクリートで閉じる流れです。空の箱を水に浮かべて運び、現地で重くして固定するイメージです。えい航時の海象、沈設後の安定、中詰めと蓋の順序が工程の軸になります。
水中視点の断面図で、ケーソン内部へ水が入って沈む様子と、潜水士が据付位置を確認する場面が示されています。
据付要点では、注水沈設でケーソンを少しずつ沈めながら、位置、高さ、傾きを確認することが中心です。水を一気に入れると、箱が傾いたり予定位置からずれたりします。ケーソンは海中で動かしにくいため、潜水士や測量機器でこまめに確認し、基礎マウンド (石をならした土台) の上に正しく座らせることが品質と安全につながります。
左に中詰めが遅れて波で動く不安定例、右に速やかに中詰めして蓋で密閉した安定例が並べられています。
安定管理で見るべき点は、据付後のケーソンを早く十分に重くし、中詰め材の流失を防ぐことです。空に近い状態のケーソンは、海に浮く箱と同じで波の力を受けると動きやすくなります。中詰め後に蓋コンクリートで閉じると、内部の材料が波で洗い出されにくくなり、滑動や転倒に対する安定が高まります。
左から右へ、えい航、注水沈設、速やかな中詰め、蓋コンクリートの施工が四コマ工程図として並んでいます。
工程順では、ケーソン式混成堤施工工程を時間の流れで押さえます。まず静かな海の状態を選んでケーソンをえい航し、次に据付位置で注水して沈設します。その後、波で動く前に中詰め材を入れ、最後に蓋コンクリートで閉じます。浮かべる、沈める、重くする、閉じるという流れが施工の骨格です。
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