仮設備計画
仮設備計画は、工事のために一時的につくる設備の設計や配置を定める計画です。足場や工事用道路、現場事務所、仮囲いなど、工事の間だけ使う仮設備をどう設けるかを計画し、工事を安全で効率よく進めるための計画です。
セクション別の図解
仮設備計画が、直接仮設 (足場・土留めなど) と間接仮設 (事務所・仮囲いなど) を含めて、現場全体の仮設備を計画する様子が描かれています。
仮設備計画は、施工計画を構成する分野の一つで、工事に使う仮設備の設計と配置を扱います。仮設備には、工事に直接関わる直接仮設 (足場・土留め工・型枠・安全施設・工事用道路など) と、工事に直接は関わらない間接仮設 (現場事務所・仮囲い・労務宿舎・材料置場など) があり、仮設備計画はその両方を計画します。施工計画には、ほかに環境保全計画・調達計画・品質管理計画があり、仮設備計画はその一つとして工事の進めやすさを支えます。
仮の設備を設計・配置する仮設備計画と、人や資材を手配する調達計画を並べ、扱う対象のちがいが対比されています。
仮設備計画と調達計画は、どちらも施工計画の分野ですが、対象がちがいます。仮設備計画は、足場・工事用道路・現場事務所など、工事のために一時的につくる「設備」の設計と配置を定めます。調達計画は、工事に使う人手・資材・機械という「資源」の手配と輸送を定めます。仮の設備を計画するのが仮設備計画、資源をそろえるのが調達計画、という役割の分担があります。どちらも工事を支える計画です。
足場や工事用道路の配置の良し悪しで、作業のしやすさや安全性が変わることが、配置図とともに示されています。
仮設備計画が大切なのは、仮設備の配置が工事の安全と効率を左右するからです。仮設備は、構造物そのものではなく、本体工事を支えるための一時的な設備です。しかし、足場の組み方や工事用道路の通し方、資材置場の位置などが悪いと、作業がしにくくなったり、事故が起きやすくなったりします。逆に、よく計画すれば安全で効率よく作業できます。仮設備は工事が終われば撤去するため、設置と撤去のしやすさも考えて計画します。