仮設工事
仮設工事は、本体の構造物を造るために一時的に必要となる設備や施設をつくる工事で、完成後には撤去するものです。足場や支保工のように作業に直接かかわるものと、現場事務所や宿舎のように管理や生活を支えるものに分かれます。直接見えない部分ですが、工事の安全・品質・効率を支える縁の下の力持ちです。
セクション別の図解
足場・支保工・工事用道路・現場事務所・資材置場など、現場でよく使う仮設物が一覧で並べて示されています。
仮設工事でつくる主なものには、高所作業を支える足場、コンクリートを支える型枠支保工、資材や機械が通る工事用道路、打合せや管理を行う現場事務所、作業員が寝泊まりする労務宿舎、材料を置く資材置場などがあります。どれも本体には残りませんが、これらが整うことで作業が安全かつ効率よく進みます。現場の規模や条件に合わせて必要な仮設物を選び、計画的に設けます。
左に作業に直接かかわる直接仮設(足場・支保工・安全施設)、右に管理や生活を支える間接仮設(現場事務所・宿舎)を並べて分類が示されています。
仮設工事は、工事作業そのものに直接必要かどうかで2つに分けられます。足場・型枠支保工・安全施設・工事用道路のように作業や安全に直結するものが直接仮設工事、現場事務所・監督員詰所・労務宿舎・資材置場のように管理や生活のためのものが間接仮設工事です。「手が動く場所や安全に関わる設備は直接、人が集まる場所は間接」と覚えると区別しやすくなります。
施工者が工法や規模を自由に決められる任意仮設と、発注者があらかじめ仕様を指定する指定仮設が左右に分けて描かれています。
仮設工事の計画には、施工者が現場に合わせて工法や規模を自由に決められる任意仮設と、発注者が設計図書であらかじめ仕様を定める指定仮設があります。任意仮設は施工者の工夫でコストや効率を改善しやすく、指定仮設は変更に発注者の承諾が必要です。どちらでも、安全と本体工事の品質を確保できる計画にすることが、仮設工事の基本になります。
関連用語
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