環境保全計画
環境保全計画は、工事で周辺の環境を悪くしないために立てる計画です。騒音や振動、粉じん、水質汚濁などの公害や、交通への影響、近隣への影響を抑える方法を定め、工事を環境に配慮して進めるための、施工計画の一分野です。
セクション別の図解
環境保全計画・調達計画・品質管理計画・仮設備計画という施工計画の主な分野が並び、その一つとして環境保全計画が示されています。
環境保全計画は、施工計画を構成する主な分野の一つです。施工計画には、周辺環境を守る環境保全計画のほか、労務・資材・機械の手配を扱う調達計画、できあがりの品質を保つ品質管理計画、仮設備の設計・配置を扱う仮設備計画などがあります。環境保全計画では、騒音・振動・粉じん・水質汚濁などの公害、交通問題、近隣への影響を対象に対策を定めます。なお、安全を守る計画は安全衛生計画として別に立てます。
周辺環境を守る環境保全計画と、できあがりの品質を保つ品質管理計画を並べ、それぞれの目的のちがいが対比されています。
施工計画は、いくつかの分野に分かれており、環境保全計画はその一つです。環境保全計画は、工事の外に対する配慮で、騒音・振動・粉じん・水質汚濁といった公害や、交通・近隣への影響を抑えることを目的とします。品質管理計画は、工事そのものの中身に対するもので、できあがりを設計図書の規格値の中に保つことを目的とします。外への影響を抑えるか、中身の品質を保つか、という目的のちがいがあります。
工事で生じうる騒音や粉じんを予想し、防音や散水などの対策を事前に計画に組み込んでおく様子が示されています。
環境保全計画が必要なのは、工事がさまざまな公害を出しうるからです。機械の音や地面の揺れ、ほこり、にごり水などは、何も対策しなければそのまま周辺に広がり、近隣の生活や環境を害します。トラブルが起きてから対応するのでは遅いため、あらかじめ「どこで何が出るか」を予想し、防音・散水・濁水処理などの対策を計画に組み込んでおきます。先に対策を決めておくことで、近隣や環境とのトラブルを防げます。