火打ち斜め材
火打ち斜め材は、土留めの腹おこしと切りばりの交差部や隅角部に、斜め 45 度程度で入れる補強材です。直角の枠を三角形に近づけて変形しにくくし、部材の座屈やずれを防ぐ役目があります。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
土留めを上から見た平面図で、腹おこしと切りばりが直角に交わる角へ 45 度ほどの斜め材が入っています。
火打ち斜め材は、腹おこしと切りばりの角を補強する斜めの部材です。四角い枠は押されるとひし形にゆがみやすいですが、斜め材を入れると三角形ができて動きにくくなります。土留め工では地盤からの力を受け続けるため、交差部や隅角部を固めて座屈や変形を防ぐことが重要です。
左に斜材のない直角の枠、右に斜材で三角形を作った枠が並び、右側だけが変形しにくい構成になっています。
補強原理では、三角形が形を保ちやすい性質を利用します。四角形は角度が変わると簡単にゆがみますが、三角形は 3 辺の長さが決まると形が決まりやすいです。火打ち斜め材は、力を斜め方向にも逃がし、腹おこしや切りばりに力が集中しすぎるのを防ぎます。小さな斜材でも、角部の安定に大きく効きます。
腹おこしは土留め壁に沿って土圧を受ける横材、切りばりは左右の壁を突っ張る材、火打ち斜め材は接合部や隅角部を斜めに固める補強材です。向きと力を受ける場所で役割を分けます。
火打ちは、土留めの隅角部や交差部に斜めに入れる補強材です。直角の枠を三角形に近づけ、ずれや座屈に対して変形しにくくします。