ヘアクラック
ヘアクラックは、アスファルト舗装の表面に髪の毛のような細いひび割れが網目状に出る不具合です。混合物が高温で軟らかすぎる状態のまま強く転圧すると起きやすく、仕上がりや耐久性を下げるため、温度管理が大切です。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
舗装表面を真上から拡大し、黒いアスファルトに髪の毛のような細いひび割れが網目状に入る様子が描かれています。
ヘアクラックは、舗装の表面だけに細く入る初期のひび割れです。大きな割れのようにすぐ段差になるわけではありませんが、雨水が入り込む入口になり、あとからはがれやすくなります。髪の毛ほど細い線でも、施工直後に見つけたら温度、転圧回数、混合物の状態を見直す合図です。
左に低温で締固め不足の舗装、右に高温で過剰転圧された舗装が置かれ、右側に細いひび割れが強調されています。
ヘアクラックで間違えやすい点は、低温で硬すぎるから起きる現象と決めつけることです。低温では密度不足や締固めむらが問題になりやすく、高温すぎる場合は混合物がやわらかく流れて表面が傷みます。温度不足と高温過剰では、舗装に起きる不具合の出方が異なります。
高温で軟らかいアスファルト混合物をローラが押し、表面の材料が横へ逃げて細い割れが出る断面図になっています。
ヘアクラックの発生原理は、熱で粘りが下がった混合物を強く押しすぎることにあります。やわらかい粘土を手で押すと横に広がるように、アスファルト混合物もローラ荷重で横流れします。そのとき表面の骨材とアスファルトのつながりが乱れ、細い線状の割れとして現れます。
[表面ひび割れ] ヘアクラックは、舗装表面に髪の毛のような細いひび割れが出る不具合です。混合物が高温で軟らかい状態のまま強く転圧すると起きやすくなります。