腹おこし土圧集約
腹おこし土圧集約は、土留め壁や親杭に沿って横向きに取り付ける部材が、壁にかかる土圧を受け集め、切りばりなどへ伝える働きです。掘削時に壁が内側へ倒れ込むのを防ぐ重要な部材です。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
親杭の内側に水平の腹おこしが連続して通り、背面の土から押される力を受け止めています。
腹おこし土圧集約は、山留め壁に沿って取り付けた水平材が、土の押す力をまとめて支える働きです。掘削すると、周りの土は穴の内側へ押し出そうとします。腹おこしはその力を壁沿いで受け、切りばりやアンカーへ渡します。本棚の側板が曲がらないように横木で支えるのに似ており、掘削空間を安全に保つ要になります。
山留め壁から腹おこしへ土圧の矢印が集まり、さらに切りばりへ伝わる力の経路が示されています。
力の流れでは、土圧はまず山留め壁や親杭を押し、その力が腹おこしに集まります。腹おこしは横方向の梁のように働き、点々と伝わる力を線で受けて、切りばりへ均等に渡します。力を一か所だけで受けると壁が変形しやすいため、腹おこしで分散して支えることが大切です。
左に壁沿いの腹おこし、右に掘削内を横断する切りばりが置かれ、取り付く場所の違いが示されています。
腹おこしと切りばりの差は、どこで力を受け渡しするかです。腹おこしは壁に沿って長く入り、土圧を集める横材です。切りばりは掘削した空間を横切り、向かい合う壁を突っ張って支えます。腹おこしが力を集め、切りばりが反対側へ押し返すと見ると、役割の違いが分かります。
腹おこしは、土留め壁にかかる土圧を横方向に受け集め、切りばりなどへ伝える部材です。掘削時に壁が内側へ倒れ込むのを防ぐ要となります。