配合設計スランプ例外2ケース
配合設計スランプ例外2ケースは、コンクリートを施工できる範囲で小さいスランプにする原則に対し、鋼材のあきが狭い場合と締固め作業高さが大きい場合は、流れやすさを高める整理です。試験では、管理項目、確認時期、現場での使い分けが頻出です。
セクション別の図解
配合設計表のスランプ欄から、鋼材間隔が狭い部分と締固め高さが大きい部分へ2本の矢印が伸びています。
配合設計スランプ例外2ケースは、普段は硬めにして水を増やしすぎない考え方と、施工できない場所では流動性を上げる考え方の整理です。スランプはコンクリートの軟らかさを示す値です。小さいほど材料分離や強度低下を抑えやすいですが、鉄筋の間を通れないと欠陥になります。
一般部、鋼材狭小部、作業高さ大部の3列が並び、スランプ、単位水量、施工性の違いが表で示されています。
一般部は必要以上にスランプを大きくせず、単位水量 (1m3に入る水の量) を抑えます。鋼材の最小あきが小さい部位では、鉄筋のすき間を通るために大きめが必要です。締固め作業高さが大きい部位では、振動機の効果が届きにくいため、充填しやすさを優先します。この使い分けが試験の差異です。
コンクリートのスランプは小さいほど分離しにくい一方、鉄筋間隔が狭い場所や打込み高さが大きい場所では流動性が必要です。施工条件に合わせて扱いやすさを調整します。
左に狭い鉄筋間を通る断面、右に高い打込み位置で振動が届きにくい断面が並んで示されています。
スランプを大きくする理由は、重い砂利とモルタルが一体のまま移動し、空洞を作らず充填させるためです。狭い鋼材間では、どろっとした流れでは途中で止まりやすくなります。締固め高さが大きい場合は、振動機の力が下まで伝わりにくくなります。配合設計スランプ例外2ケースは、流れる力と締め固める力の不足を補う考え方です。
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