剛性舗装 vs たわみ性舗装
剛性舗装 vs たわみ性舗装は、コンクリート版の曲げ抵抗で荷重を広く受ける舗装と、アスファルト層や路盤がたわみながら支える舗装を比べる整理です。材料と荷重の伝わり方が要点です。試験では、目的、対象、使う場面の入れ替えに注意します。
セクション別の図解
左に硬いコンクリート版、右にたわむアスファルト層が置かれ、車輪荷重の広がり方が矢印で示されています。
剛性舗装 vs たわみ性舗装は、道路が車の重さをどう受けるかで分ける整理です。剛性舗装は硬い板が橋のように荷重を広げ、たわみ性舗装は複数の層が少し沈みながら支えます。見分ける出発点は、コンクリート舗装かアスファルト舗装か、そして曲げに強い版で支えるかです。
コンクリートスラブの断面に車輪荷重が載り、版が曲げに抵抗しながら広い範囲へ力を分散しています。
剛性舗装では、コンクリートスラブが厚い下じきのように働き、車輪の力を一点に集中させず広い面へ逃がします。曲げ抵抗 (折れ曲がりにくさ) が大きいので、路盤に伝わる圧力は比較的小さくなります。ただし、温度変化で伸び縮みしやすいため、目地 (割れを誘導する切れ目) の管理が重要です。
アスファルト層と路盤が重なった断面で、車輪の下が浅くたわみ、下層へ荷重が広がっています。
たわみ性舗装では、アスファルト混合物と路盤が重なり、クッションを何枚も重ねたように荷重を受けます。表面は車の通行で少し変形し、その力を下の層へ順に伝えます。補修しやすい一方、温度や交通量の影響でわだち掘れ (車輪の通り道のへこみ) が起きやすい点が特徴です。
左に剛性舗装、右にたわみ性舗装の表があり、耐久年数、補修性、目地、養生の違いが整理されています。
剛性舗装は耐久性に優れますが、施工後に強度が出るまで養生 (固まるまで守る期間) が必要で、目地管理も欠かせません。たわみ性舗装は早く交通開放しやすく補修もしやすい反面、重交通で変形しやすくなります。長持ちを重視するか、施工後の開放や補修のしやすさを重視するかで特徴が分かれます。