コア採取
コア採取は、完成した舗装から円柱状の試料 (コア) を抜き取って、舗装の厚さや品質を確認する方法です。専用の機械で舗装を円柱状に切り抜き、実際の厚さなどを測定します。設計どおりに施工されたかを確かめる品質管理に使われます。
セクション別の図解
完成した舗装の数か所でコアを採取し、厚さが設計どおりかを確認して、抜いた跡を補修する流れが描かれています。
コア採取は、アスファルト舗装の品質管理、とくに厚さの確認に使われます。完成した舗装の数か所からコアを抜き取り、厚さを測って設計値を満たすかを確かめます。舗装の厚さは、丈夫さや寿命を左右する大切な品質のため、実際に測って確認します。コアを抜いた跡には穴が残るので、調べたあとはその部分を補修します。コア採取は、見えない舗装の中身を確かめる、確実な品質管理の手段です。
左に舗装を切り抜いて測るコア採取、右に舗装を壊さず測る非破壊試験を並べ、測り方のちがいが対比されています。
コア採取と非破壊試験は、舗装を調べる方法ですが、舗装を壊すかどうかがちがいます。コア採取は、実際に舗装を円柱状に切り抜いて測る方法で、本物の試料を直接調べられる正確さがあります。一方、舗装に穴があくため、抜いた跡は補修が必要です。非破壊試験は、舗装を壊さずに表面から測る方法で、手軽ですが間接的です。確実に厚さを確かめたいときはコア採取、広く手軽に調べたいときは非破壊試験を使い分けます。
切り抜いたコアの側面で、表層・基層の厚さを直接測り、設計で決めた厚さと比べる様子が示されています。
コア採取が確実なのは、実際の舗装そのものを抜き取って測るからです。コアドリルで切り抜いた円柱状の試料を見ると、表層・基層が層になっているのが分かり、その厚さを物差しで直接測れます。測った厚さを設計で決めた値と比べることで、設計どおりに施工されたかを確かめます。表面から見ただけでは分からない実際の厚さや、層の状態を、本物の試料で確認できるのが、コア採取の強みです。