中等の品質
中等の品質は、公共工事標準請負契約約款で、設計図書に材料の品質が明示されていないときに求められる標準的な品質です。上等や最上等まで求めるのではなく、通常の工事に見合う品質で足りる点が重要です。試験では、異常の見方と改善につなげる判断が頻出です。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
品質指定が空欄の材料表から標準品質へ矢印が伸び、中等の品質が選ばれる流れが広く描かれています。
中等の品質は、設計図書に材料品質の指定がない場合に使う標準的な品質です。公共工事標準請負契約約款 (公共工事の基本的な契約ルール) では、特に書かれていなければ最上等ではなく中等で足ります。高級品を勝手に求めるのではなく、契約で示された範囲の普通の品質を基準にする考え方です。
左に品質指定ありの材料表、右に品質指定なしの材料表が並び、指定の有無で判断先が分かれています。
中等の品質で迷う差異は、設計図書に品質が書かれているかどうかです。指定がある場合は、その記載が優先されます。指定がない場合だけ、中等の品質が基準になります。つまり、常に中等を選ぶのではなく、設計図書の指定有無を先に確認します。
下等、中等、上等の 3 段階ゲージが横に並び、品質明示なしの矢印が中央の中等へ向かっています。
中等の品質の判定原理は、契約に書かれていない品質を極端に低くも高くもしないことです。ゲージの中央を選ぶように、標準的な材料を用いれば足りるという考え方です。これは発注者と受注者の公平を保つためです。指定なしだから最安でよいわけでも、最高級にしなければならないわけでもありません。
設計図書に材料品質の明示がないときは、通常の工事に適した中等の品質を用います。過度に高級な品質ではなく、契約上求められる標準的な水準を示します。