ブリーディング
ブリーディングは、打ち込んだばかりのコンクリートの中で、重い骨材が沈み、練混ぜ水が表面へ浮き上がる現象です。水膜や弱い表層を生みやすいため、仕上げ時期や配合の管理が品質確保に重要で、耐久性にも影響します。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
打込み直後の床版が斜め上から描かれ、まだ固まっていない表面の一部に薄い水膜が浮き始めている様子が示されています。
ブリーディングは、フレッシュコンクリート (まだ固まる前のコンクリート) の中で水が上へ移動し、表面に浮く現象です。重い骨材やセメント粒子が下がり、軽い水が上に押し出されるイメージです。少量なら自然な動きですが、多すぎると表面が弱くなり、仕上げ不良やひび割れの原因になります。
左に表面へ水が浮くブリーディング、右に表面へ細かい沈殿物が残るレイタンスが、断面図で並べて描かれています。
ブリーディングは練混ぜ水そのものが表面へ上がる現象です。レイタンスは、その水とともに上がった微細なセメント分などが表面に残ってできる弱い層です。水の移動と、表面に残る薄い弱層を分けて見ると、コンクリート表面で起きている状態を理解しやすくなります。
[品質への影響] ブリーディング水が表面に残ると、水膜の下に緻密でない層ができやすくなります。仕上げは水の浮き上がりが落ち着いた状態で行うことが大切です。
コンクリート断面が縦に拡大され、骨材が下向きに沈む矢印と、水が上向きに移動する矢印が色分けで描かれています。
発生原理は、材料の重さと粒のすき間の動きです。粗骨材や砂は水より重いため、打込み後に少しずつ沈もうとします。そのとき押しのけられた練混ぜ水が、粒のすき間を通って上へ移動します。ブリーディングは、配合の水が多い、細かい粒が少ない、締固めが過度な場合に増えやすくなります。