防網と要求性能墜落制止用器具
防網と要求性能墜落制止用器具は、高さ2m以上で落ちるおそれがあり作業床を設けにくい場所で、落下を受け止めたり作業者をつなぎ止めたりする安全設備です。高所作業では、設置しただけでなく、取付状態まで確認して使う必要があります。
セクション別の図解
高所作業床の下に防網が張られ、作業員にはフルハーネス型の墜落制止用器具が接続されています。
防網と要求性能墜落制止用器具は、落ちないようにする対策と、万一落ちても重大災害にしない対策を組み合わせた安全措置です。防網は下で受け止める網、要求性能墜落制止用器具は安全帯の新しい基準に合う器具です。高さ2m以上で墜落のおそれがあり、作業床を設けにくい場面では、作業開始前に必ず備えます。
上部の取付設備、作業員のランヤード接続、防網のたるみがそれぞれチェック印付きで示されています。
管理では、防網を張ったかどうかだけでなく、落下時に本当に働く状態かを確認します。ランヤード (命綱部分) は丈夫な取付設備へ接続し、防網は大きくたるみすぎないようにします。要求性能墜落制止用器具は、体に合う装着、フックの掛け忘れ、鋭い角への接触を点検します。道具があっても正しく使わなければ安全措置になりません。
[墜落防止] 高さ2m以上で作業床を設けにくい場所では、防網や要求性能墜落制止用器具で落下を受け止めます。注意だけに頼りません。
足場を組みにくい高所の断面に、防網を張る位置と作業員の器具接続位置が上下で描かれています。
労働安全衛生規則の趣旨は、墜落のおそれがある作業を「気をつける」だけで済ませないことです。作業床を設けるのが原則ですが、地形や構造上それが難しい場合は、防網や要求性能墜落制止用器具などで同じように危険を下げます。条文問題では、作業床が困難な場合の代替措置として出る点を押さえます。
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