棒状バイブレータ打重ね10cm挿入
棒状バイブレータ打重ね10cm挿入は、コンクリートを上下 2 層で打つとき、振動機を下層へ約 10cm 入れて境目をなじませる施工要点です。上下層を一体化し、弱い継ぎ目を防ぎます。試験では、施工時期、品質低下の原因、仕上がりを結び付けます。
セクション別の図解
上下 2 層のコンクリート断面に棒状バイブレータが差し込まれ、下層へ約 10cm 入る深さが示されています。
棒状バイブレータ打重ね10cm挿入は、上下に分けて打ち込んだコンクリートを一体にするための施工要点です。振動機を上層だけで止めると境目が残りやすくなります。下層へ約 10cm 入れることで、前に打った層と新しい層がなじみ、コールドジョイント (固まりかけた境目の弱い継ぎ目) を防ぎます。
上層と下層の境界部分が拡大され、振動によって粗骨材とモルタルが動き、境目が薄れていく様子が描かれています。
棒状バイブレータの振動は、コンクリート中の空気を追い出し、材料をすき間へ行き渡らせます。打重ね部で下層にも振動が伝わると、境界のコンクリートが少し動いて新旧の層が密着します。布を重ねて端をなでると一枚のようになじむのと似ており、10cm 挿入はそのなじませる範囲を確保する目安です。
断面図の左に 10cm 挿入、右に 30cm 挿入の選択肢が並び、正しい打重ね深さが見分けられる構成です。
10cm と 30cm の差異は、打重ね部をなじませる深さとして適切かどうかです。棒状バイブレータは下層へ深く入れればよいわけではなく、入れすぎると余分な振動で材料分離を起こすおそれがあります。打重ね10cm挿入は、上下層の境界をつなぐための目安であり、深さを大きくするほど安全という意味ではありません。
コンクリートを上下の層で打つときは、棒状バイブレータを下層へ約10cm入れます。境目をなじませ、上下層を一体化させます。