アスファルト混合物締固め順序
アスファルト混合物締固め順序は、舗装した熱い混合物を継目転圧、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順に締め固める考え方です。温度が下がる前に適したローラを使い分け、密度と平たん性を確保し、わだちや段差を防ぎます。
セクション別の図解
舗装レーンを上から見た図に、継目、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の進む順番が番号付きで描かれ、ローラの走る向きも添えられています。
アスファルト混合物締固め順序は、敷きならした混合物を熱いうちに段階的に押し固める基本手順です。最初に継目を締め、次に鉄輪ローラで形を整え、タイヤローラなどで内部を密にし、最後に表面をなめらかにします。温度管理と順番を外すと、密度不足や段差が残りやすくなります。
左にロードローラの鉄輪接地、右にタイヤローラの複数タイヤ接地が拡大され、工程ごとの使い分けが矢印で示されています。
初転圧では、ロードローラの鉄輪が平らな面でアスファルト混合物を押さえ、舗装の形と初期の締まりを整えます。二次転圧では、タイヤローラのゴムタイヤが少し変形しながら面で押すため、内部の空気を抜きやすくなります。仕上げ転圧ではローラ跡を消し、表面を均一にする役割を重視します。
左に継目を先に締めた平滑な舗装面、右に継目を後回しにして段差やすき間が残った舗装面が並べて描かれています。
継目転圧を先に行うと、新旧の舗装端部が早い段階で密着し、弱い線状部分を作りにくくなります。継目を後回しにすると温度が下がり、材料が動きにくくなって密度不足や段差が残ります。品質面では、平たん性、締固め度、雨水が入りにくい継目をそろえることが、わだち掘れや早期破損の防止につながります。
左から右へ、継目転圧、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の4工程カードが並び、各カードに対応するローラの姿が描かれています。
手順では、まず端部や隣接レーンとの継目を固め、次に初転圧で舗装全体を安定させます。その後、二次転圧で必要な締固め度まで密度を高め、仕上げ転圧でローラ跡や表面のむらを整えます。アスファルト混合物は冷えると固くなるので、各工程を温度が残っている時間内に続けて進めることが大切です。